広島のブラッド・エルドレッド内野手(35)が“米軍基地効果”で絶好調をキープしている。

 25日、DeNAとの練習試合(コザしんきんスタジアム)では、2番手のモスコーソから左中間に特大ソロ。これで対外試合3試合連続の本塁打と、早すぎる量産態勢に入っている。

 昨季は右ヒザの故障でキャンプ中に離脱。チームの開幕ダッシュ失敗の原因ともなっただけに「1年ケガなくシーズンを乗り越えないといけない。そうすれば必ず本塁打王のチャンスはある」と息巻く。

 今年で来日5年目とキャリアは長く、沖縄キャンプの過ごし方も熟知。休養日には米軍基地を訪れ、リフレッシュすることもあるという。

「アメリカと同じようなお店とかレストランがあって、基地の中と外では雰囲気が大きく変わる。1日でも故郷を感じることができるのは、気分的に大きい」とエル砲。

 今季は新外国人野手としてジェイソン・プライディ外野手(32=前アスレチックス)が加入。来日4年目のルナとあわせ外国人枠争いは激化しているが「アクシデントさえなければ、必ずスタメンをとる自信とその覚悟がある」とその分厚い胸を張っていた。

 緒方監督も「真ん中(中軸)でがんばってもらわないといけない選手」と断言。エル砲の“狂い咲き”で25年ぶりの優勝といきたいところだ。

球団承認 Carp SPIRITS 2016 (タツミムック)

新品価格
¥1,500から
(2016/2/27 00:52時点)