「~非常識を常識に変える強い意思~」

『とくに野球に関しては、「常識」というものを僕は意識しない。僕のプレーを、「常識破り」とか、「常識から外れた」とかと表現していただくことがあるけれで、そもそも野球の常識って、どういうものなのだろう?』

菊池は確かに常識を外れている。特に守備位置。あの守備位置には最初僕もそれは違うだろと思った。しかし彼はプレーでその違和感を覆した。

彼は高校時代、礼儀に厳しい監督のもとで学んだ。高校時代はそんなに自分の意見を出さなかったと言う。高校時代とは違い、大学に入ったら相手がコーチでも「これ、意味があるんですか?」と素直に言ったと言う。

プロに入ってからも担当コーチには、違和感を覚えれば必ず自分の意見を知ってもらうようにしていると言う。

昭和の薫りの残る厳しい高校時代、自由度の増した大学時代、基礎を高校時代にみっちり叩き込んでもらって、大学時代は規格外のプレーにも積極的に挑んだ。それがカープのスカウトの目に止まった。

今現在カープでは、守備位置に関してはコーチに相談していると言う。「ベンチの指示だから、こうしてくれ」と返される事もあると言う。

高校時代でも、コーチや監督と衝突したことはある。高校時代の監督は長い監督生活の中でものを言ってきた部員は菊池だけだっと言う。やはり菊池は破天荒だと思う。

菊池の凄いところは、その衝突した相手との距離が近くなる事だ。カープに入ってからも、当時ヘッドコーチの高信二ともバトルしている。

課題や問題と向き合わないといけない瞬間、菊池は大きく分けて2つのタイプがいると思っている。悩んで考える人と、考えるんだけどまず行動しようという人。彼は後者だ。エラー(失敗)をしても考えて行動に移す。だから彼は止まらないのだろう。シーズン中は週に6日試合に出る。時間に限りがあるので振り返る時間も限りがある。エラーや失敗をしっかりと考えるのはシーズンが終わってからになると言う。

彼は先輩後輩に限らず誰とでもフレンドリーと言うイメージがあるが、そう言う間柄になるまではフレンドリーでは無いと言う。一緒に食事に行ったりして仲良くなってからフレンドリーになると言う。礼儀知らずに見えるが、(僕だっらら仲良くなっても先輩とはフレンドリーにはなれない)これはそう言う時代を生きてきた証だと思う。